平成22年07月12日

 『タイムマシン部』の最新回を聞いていたんだけど、正直ちょっと辛かった。いや、とは言うても内容やなくてね。音の問題。
   ・『タイムマシン部』 第62回「さかいまみ師匠降臨!!」
 今回、エロ短歌のコーナーにそのコーナー開始のきっかけとなった人をゲストに招いてのスペシャルって感じでの放送だったんだけど。まあ、白井さんの声の音量とそのゲストの方の声の音量が違うんだ。白井さんの声がでかいってのもあるけど、そっちに合わせてボリュームを変えちゃうとゲストの方の声があんまり聞こえない。
 それでも後半はゲストの方が雰囲気に慣れて来たのか声が大きくなって来てたのでまだ大丈夫だったけどね。ま、そんな感じだったのでマメに音量調節しながら聞いてたんだけど、白井さんの声だけ取っても強弱によって聞き取り辛かったりした。一人喋りの番組だったからこれまではそれ程 気にならなかったんだなぁ。
 要は、音圧がパーソナリティによって違う事と、同じパーソナリティでも瞬間によって音圧に幅があり過ぎる事が問題なんだな。
 こういった問題を解消する為に、生放送をよく行う機関、つまりは放送局って所は何をするかって言うと、
   マイク→アンプ(音量増幅)→コンプレッサ(音圧一定化)→ミキサ(各喋り手の声をモノラルなりステレオに合成)
 っていう様な手順を踏んでいる…、ハズ、多分。AMラジオとかだとアンプかコンプレッサの前にイコライザで中音域増幅とかもやってるのかもしんない。知らんと書いてるけど。
 で、いわゆるネットラジオポッドキャスト界隈ってこの辺についてはえらく無頓着よね。幸いにして最近はマイクなんかの機材も優秀だから気にしてなくてもそれなりの音質の物を作れるってのはあるけど、高品位の音質は音圧の問題を軽減はしても根本的に解決しないんだよな。
 だから、よくよく聞いてみるとやっぱりメジャーラジオに比べて聞き取り辛いってのはあると思うんだ。
 非圧縮音声だと聞き取れていた部分が圧縮後の音声だと聞き取りにくくなるとかも問題としてはあるんだろう。
 mp3への圧縮の際って、確か、ある大きな音が存在しているとその大きな音に近い周波数の音を無音にする事で情報量を減らしたりするよね。
 だから、声質が似ている人が同時に喋ると音が死に易かったりするんだろうなぁ。
 これをどう解決するかって事については、やっぱりプロと同じ手順を踏む必要はあるんだろうなぁ。
 だからポッドキャストでやるんだったら各パーソナリティごとにマイクを用意してそれぞれ独自のチャンネルで録音。音声をアンプとコンプレッサで音圧を一定のレベルまで引き上げる。
 生の場合は難しいなぁ。スカイプだとアンプとコンプレッサ的な動きを内部でやってるっぽいからいいんかもしらんけど、例えばUstreamとかはそんな事やってなさそうやし。真正面からやろうってなったらディレイかけてその処理をやってからストリーミングで流すって方法になるんだろうなぁ。そんなソフトあるのんかしら。
 多分、この辺の話って『白鯨ラジオもっこもこパレード』でやる事になると思うんだけど、こんな話をするからにはマルチチャンネル録音環境は欲しい。揃えたいなぁ。揃えたいなぁ。揃えたいなぁ。大事な事なので3回言いました。